発覚から2023.1まで
※画像が不鮮明です。この期間の肺X線検査や肺CT検査の画像データも未収集です。
2014.3 闘いはここから始まった
近所のクリニックでの肺X線検査で異常(右下肺野の網状影)があることがわかった。
2014.3.26 肺CT検査 非結核性抗酸菌症の疑い
国立系病院にて肺CT検査を受けた。
右肺中葉や左肺舌区を主体に、比較的境界不明瞭な粒状影や結節、樹枝状影を認める。 これら病変の近傍には拡張した気管支がみられる。 以上は非結核性抗酸菌症による慢性気道炎症と考える。
この後、1年に2回の経過観察が続く。
2016.3.4 肺機能検査
2016.12.16 肺CT検査 非結核性抗酸菌症の疑い 一部増強あり
両肺には右中葉や左舌区を主体に気管支拡張・壁肥厚、多数の粒状影集簇がある。
右中葉や左舌区荷は策状影もみられる。
その分布や性状からは、非結核性抗酸菌症の可能性がある。
前回よりも右下葉にて新たな粒状影があり、左上葉の結節も増大している。
2016.12.26 抗酸細菌検査
ここまで非結核性抗酸菌症の疑いだったが、この検査で非結核性抗酸菌症、菌種はアブセッサスM. abscessus と確定した。
Mycobacterium avium(-)
Mycobacterium intracellulare(-)
Mycobacteroides abscessus(+) DDH法で実施 培養開始後5日で陽性
★抗酸菌中間報告書 2016.12.26
★抗酸菌最終報告書 2016.12.26
この頃、要観察・無治療を続けていることに不安を感じ、呼吸器内科が専門で、漢方薬医のCクリニックを受診。その後、現在に至るまで漢方薬の服用を続けています。
この当時の不安感は大変大きかったと思われ、一時的にこめかみ側の右眉毛の半分が抜けました。ショックによって円形脱毛症になることは知っていましたが、良い医師を探すために夜な夜なネット検索していたら眉毛が抜けたということです…。
2017.07.07 肺X線検査
2018.01.04 肺CT検査
改善がみられる
2018.10.17 肺X線検査(同国立系病院における人間ドック)
僅かな変化または異常を認めますが現在心配ありません
2019.08.08 肺CT検査
2019.11.20 肺X線検査
特に変化なし。
この後も半年に一度の肺X線検査が続く。
2020.11.25 肺X線検査(同病院における人間ドック)
所見あるが問題なし 両肺の中下肺野に粒状影や浸潤影あり
2021.12.01 肺X線検査(同病院における人間ドック)
異常あり 両側中・下肺野の粒状影や浸潤影あり
2022.01.06 肺X線検査 抗酸細菌検査
質量分析法で実施 培養開始後4日で陽性 菌種はアブセッサス マシリエンゼ、M. abscessus subspecies massiliense
2022.02.03 肺X線検査
2021.12.01と2022.01.06を比較すると、わずか一カ月違いだったにもかかわらず、2022.01.06の画像では悪化が見られました。医師は「年末、風邪をひきましたか?」と尋ねましたが、特段そのようなことはなく、2022.02.03には2021.12.01と同じ状態に戻っていました。つまり、酷い風邪に罹ったといったようなことがなくても、肺画像所見には変化があり、この時、たまたま一カ月間隔で撮影したから、その変化がわかったのでしょう。悪化の理由も、改善の理由もわからないままです。
2022.5.19 肺X線検査
2023.1.4 肺X線検査(同病院における人間ドック)
胸部X線検査で両側中下肺野の粒状影と索状影を認めます。
2019.08.08~2023.9.21の期間、肺CT検査を受けませんでしたが、その理由はコロナ禍による受診控えではなく、半年ごとの肺X線検査で特段の変化はみられず、医師からもその指示がなかったためでした。
しかし、後で振り返ると、2016年年末~2017年年始、および2021年年末~2022年年始の期間に若干の悪化が見られたことは間違いありません。このサインを見逃さないことが重要であると思われますが、半年に一度の経過観察ではキャッチできないのではないでしょうか。